スポット部
全国28局から見られる、「𠮷澤=クオラス」。
テレビビジネス局の仕事を一言で説明するならば、テレビCMの枠を買う仕事です。たとえばクライアントごと、CMのメッセージ内容と相性のよいテレビ番組があったり、時間帯があったり。CMを放送するのに最適な枠を選定して営業とともにお客様へ提案し、狙った放送枠を買付けられるようテレビ局へ交渉するのが主な役割になります。
現在、私が担当するのは、とある系列の全国28のテレビ局。検討する放送枠は膨大で、関わる担当者の数も多い。大変な側面であり、やりがいのある側面でしょうか。とくにテレビ局から見れば、窓口は私ひとりなので、私がクオラスを代表する存在。成功しても、ミスをしても、クオラスそのものの評価となる点は、背筋が伸びる想いです。
テレビの仕事に王道なし。柔軟性こそ、武器になる。
この仕事において大事なのは、柔軟性。あまり自分のやり方にこだわり過ぎないことが必要です。クライアントごと、どのCM枠を買うべきか、ピタリとはめ込んでいくパズルのような緻密さが求められることもある。他社の動向を踏まえながら、絶妙なタイミングを図ってテレビ局と交渉する経験値がモノを言うこともある。あるいは、「そこをなんとかお願いします!」と、テレビ局の人にお願いし、根気で解決する場面もあります。
自分のやり方に固執せず、いったんこだわりを捨ててみることも、戦略のひとつ。自分の判断ひとつで、クライアントの利益・損失が何百万と動くこともあるので、都度最適な判断と最適な戦略を自分の中で繰り出せるようにしておきたいです。
好きなもの同士は、必ずどこかでつながっている。
元々映画が好きで、エンタメ業界に興味を持ち、クオラスを志望しました。広告会社という存在を知ってからは、映画にこだわらず様々な企業を担当したいと考えていたのですが、映画の告知CMなどを担当できたときはやはり嬉しかったです。こだわりなくやっているつもりでも、続けていればどこかで点と点はつながるものかもしれない。思いがけない出会いも嬉しく、これからも様々なことを経験していけたらいいなと思います。
現在はテレビ局との仕事が多いのですが、将来的には全く違う業界の仕事も担当してみたいですね。業界が異なれば、文化や慣習も違うでしょうし、人の雰囲気や、もっといえば服装なんかも全然違うかもしれない。今は臨機応変に柔軟に対応することが求められますが、逆にルールに厳格な業界にも行ってみたいです。いろんな業界を見て、仕事もプライベートも充実させて、多くの人の考え方を吸収して。そうするうちに点と点が繋がって新しい発見に変わっていくのって、面白い。思わぬ出会いがあることは、扱うものが幅広い広告会社だからこその面白さなのだと考えています。