
須磨海浜公園周辺の再開発に際して、エリア全体のブランディングから関わることのできた案件。単なる広告にとどまらず、よりクライアントの事業をともにつくることができました。とくに神戸須磨シーワールドの開園プロモーションは、開園直前、そして細部までこだわることで、制作の過程までもチームにとって印象深いものとなりました。


事業全体も、
小さなこだわりまでも。
須磨海浜公園周辺のエリアを再開発するにあたり、エリア全体のブランド設計についてご相談いただいたのがプロジェクトのきっかけです。広告というと、クライアントがすでにつくりあげたものに対して、「これを宣伝してください」と任されるイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし今回のプロジェクトでは、まだエリアに何も完成していない段階からスタート。クライアントとともにゴール設定やブランド戦略をゼロから一緒に描くことができた。より深く事業に関わることができた事例です。
神戸須磨シーワールドの開園に際しては、必要となるあらゆるコミュニケーションをクオラスが担当しました。園のロゴやテレビCM、新聞広告、駅貼りの広告など。事業そのものに携われる規模の大きさがある一方、クリエイティブとしては、制作物の過程まで楽しむことができたプロジェクトだったように感じています。とくに印象的だったのは、駅に掲載したポスターです。これはテレビCMと連動させて70種類ほどの海の生き物をイラストレーターの方に書いてもらったものなのですが、掲載された現地でポスターを見たら、小さな子どもが近寄って嬉しそうにポスターを眺め、豆知識の文章を読んでくれていたのは嬉しかったですね。諦めずにこだわり抜くことの楽しさを改めて知ったような気がしています。


チームで成長し、
神戸須磨シーワールドを
日本一へ。
神戸須磨シーワールドオープンの2週間前からは、現場に入ってバタバタでした。ずっとホテルに泊まって、開園準備。プレオープンイベントなどにも立ち会いました。本当に慌ただしかったので、クリエイティブやプランニングのみなさんにも現場の仕事をたくさん手伝ってもらいましたね。イスを運ぶ力仕事なんかも(笑)。今振り返ると、そうやってそれぞれが自分の仕事の範疇を超えて協力し合う、いいチームがつくれていたのではないでしょうか。クオラスが企業として掲げるValueに「Grow Together.(ともに成長する)」というものがあるんです。そのValueを体現するようなプロジェクトだったんじゃないかな。心通わせた仲間たちと頑張れました。結果として、開園日にお客様の笑顔を見られたときは泣きそうでした。
神戸須磨シーワールドは開園後、関西圏で想定以上の認知度を獲得しています。クライアントの満足も嬉しいですが、世の中が評価してくれた事実はやはり嬉しいですよね。もちろん開園はゴールではなくスタート。むしろ開園2年目は勝負の年だと思うので、ここからより注力していかなければなりません。次の合言葉は、「神戸須磨シーワールドを日本一にしよう」ってこと。有言実行できるように頑張っていきたいですね。
Credits
ビジネスプロデューサー:佐藤 貴広・大久保 研太郎・小林 丈斗・鈴木 千尋・佐々木 晴空・𠮷澤 航平・穂坂 のえ
クリエイティブディレクター:大内 健太郎
コピーライター:桜井 奏
アートディレクター:石橋 航・伊藤 綾野
ストラテジックプランナー:鈴木 高広
デジタルプランナー:田上 秀朗
メディアプランナー:幸坂 登茂雄
アライアンス担当:西原 美幸・池田 沙耶






























ビジネスプロデューサーとして、須磨海浜公園周辺のエリアブランディング・神戸須磨シーワールドの開業に伴うトータルプロデュースを担当しました。開園を迎え、神戸須磨シーワールドに来てくれたお客様の笑顔を見ると、このプロジェクトに関われて本当に良かったなと感じています。