
シチズン独自の素材「スーパーチタニウムTM 」で作られるアテッサ。強く軽く、洗練されたデザインであり、未来に挑戦し続ける人の腕で、確かな時を刻んでくれる腕時計です。我々はこのブランドのトータルコミュニケーションを設計しています。様々な角度の設計がありますが、アテッサを象徴する世界観をまずこのCMで構築し、店頭・Webサイト等、全てにおいて統一したストーリーを感じさせるよう、設計しました。もちろんクリエイティブ制作に至る前に、ブランドの課題と市場の状況を分析し、ターゲットに刺さるポイントを抽出。クリエイティブの制作と並行してメディアやアクティベーションも設計し、フルファネルでのコミュニケーションができるよう準備いたします。


最初の一歩。
腕時計は、商品そのものはもちろん、商品を取り巻くコミュニケーションによって、いかにブランド力を上げるかが鍵になる。そのための一つの手段として、クリエイティブ制作は最も重要なパーツとなります。TV、スマートフォン、屋外広告などで生活者が目にし、その後の意識・態度変容に大きく作用するからです。ここからブランドとのコミュニケーションが始まり、他の施策を通して購入まで至りますが、最初の一歩で転んでしまうと、立て直すのは難しい。だからこそ、細部まで最新の注意を払って企画・制作を進行していきます。


何を感じてもらうか。
上述した通り、クリエイティブは生活者が目にする対象、つまりはブランドが具現化された象徴なので、ミス一つ許されない。特に本映像はオールCGで作られており、アテッサ自体もCGです。実際の商品同様に魅力的に見せることはもちろんですが、大事なのは視聴者に「あ、なんかアテッサってかっこいいかも」と思ってもらうこと。そのためには、CM全体を通してインパクトのあるストーリーがないといけません。このCMで描かれるのは、光に導かれ、未来へと手を伸ばす、その一瞬。その先に現れるアテッサは、ただ時を刻んでいくだけではない、「進み続ける」という意志を示しており、その意志を視聴者にも感じてもらいたいと思っています。
定義された戦略を起点に、制作・演出・実装を横断して“全体の形”をデザインしました。クリエイティブの表現が最大化するよう、複数領域の判断と流れを統合しています。完成時にすべてが噛み合う瞬間、この役割ならではの高揚感があります。
Credits
ビジネスプロデューサー:立見 真一・飯倉 大喜知
クリエイティブディレクター:春名 政英
コピーライター:西野入 慎吾
アートディレクター:滝口 裕理佳






























ブランドの課題と市況を整理し、プロジェクト全体の骨格となる戦略設計を担当しました。プロデューサーとして必要な条件と方向性を初期段階で整え、また日々変わる環境にアジャストしていく瞬発力と判断力が全てのクオリティを左右すると思っています。