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育休取得者対談育休取得者対談

選択肢の多さが働きやすさをつくる。選択肢の多さが働きやすさをつくる。

子育てをしながら働くことは、もはや当たり前の時代になりました。だからこそリアルな働き方も、気になるもの。復職後の働き方ってどんな感じ? 育休を経て働く社員ふたりに、リアルを大いに語っていただきます!

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  • 荒居 奈津子
    荒居 奈津子
    ビジネスプロデューサー
  • 齋藤 亮太
    齋藤 亮太
    コピーライター
荒居荒居

ちょうど先日、男性の育休取得率が40%を超えた、というニュースを見たばかり。育休は、就活をするみなさんにとっても気になるトピックなんじゃないでしょうか。

齋藤齋藤

2022年に法改正されてから、男性の育休も増えた印象がありますね。とはいえ、自分が新卒で就活したときは、全く考えなかったなぁ……。

荒居荒居

実は私もです。働き始めるときと、子育てをする今とでは、かなり感覚が違うかも。そのあたりのお話から、ちょっと始めてみましょうか。

まず問いたい。
子育てを想像できているか?

荒居荒居

齋藤さんと私は、それぞれ子どもが2人。年齢も同じで、ちょうど同時期に育休を取ったんですよね。

齋藤齋藤

そうそう。でも昔は本当に考えなかった。結婚とか子どもとか、遠い将来のことで想像しにくかったし。

荒居荒居

私もそうでした。自分が子どもほしいのかどうかも、わからなかったです。

齋藤齋藤

数年前に、大手広告代理店勤務の男性コピーライターが育休を取って、そのときのエッセイがWeb上で連載され話題になったんです。そのときに初めて、へえ!男性も育休ってとったりするんだ! と身近なものに感じたのを覚えています。そして今、子育てをする身になると、当時の自分がいかに子どもを育てるとはどういうことか知らなかったか、よくわかる。知識的な面よりも、そもそも意識が全く違うんです。

荒居荒居

私も共感します。自分の子どもが泣き叫びながらスーパーの床を転げ回るのを見て、本当にこんなことあるんだ……って(笑)。きっとそれまでもそういう子どもはスーパーにいたはずなのに、自分が子育てをしていない頃は全く目に入りませんでした。関心がないと、気付かない。

齋藤齋藤

そう。関心がないって結構大きな問題で。子育てについて考えたこともないままだと、もちろん自分も大変だし、配偶者と認識を揃えるのに苦労する原因になる。あくまで自分の体感だけど、男性の方が考えたことない人が多い気がする。これを読む学生に、まずはそのことを訴えたいね。

荒居荒居

いやぁ、女性もわかんないものですよ。

齋藤齋藤

どこまでいっても完璧には想定できないのが、難しいですよね。でもそれこそ、今日のテーマである育休もそう。子育て中ってどんな生活になるのかわからないと、本人も周りも育休ってどうやったらいいんだ? と誰も答えを知らない、なんてことになったりして……。

制度だから取れるはず。
でも、いつ誰にどうやって?

荒居荒居

齋藤さんが育休をとったときは、社内に男性育休を取っている人が他にいなかったんですよね。

齋藤齋藤

そうですね。最初はやっぱりわからなさもありましたね。制度だから、育休が取れないなんてことは絶対ないんだけど。どうやって業務を調整するんだろう?いつ上司に相談するんだろう? とか。

荒居荒居

どれくらい育休を取ったんですか?

齋藤齋藤

子どもはふたりいるのですが、私の場合は、育休を2ヶ月、有休を1ヶ月取得しました。男性育休取得者がいないから、体験談も踏まえたアドバイスをしてくれる人がいない。これは失敗談なのですが、「育休中でも家で簡単な作業くらいはできるよね?」「そうですね」なんて相談を最初はしていました。でも途中で、「いやいやそれじゃただのリモートワークで、育休じゃないでしょ!」と気づいて。仕事を完全にしなくていいようチームの体制を改めて調整しました。

荒居荒居

先程の、子育て中がどんな生活か想像できていないと対応できないって話と通ずるところがありますね。やっぱり男性ももっと育休を取った方がいい……!

齋藤齋藤

1回やると自分も周りもイメージがつくので、2回目の育休時はスムーズでした。荒居さんは育休をどれくらい取られたんですか?

荒居荒居

私は子どもふたり、それぞれ1年ずつです。年齢の近い先輩で育休取得経験のある方がいたので、あまり不安はなかったです。先輩方や上司に相談することができました。

職種によって、
子育て中の工夫がある。

齋藤齋藤

育休復帰後は、どんな働き方ですか? プロデューサーだとお客様対応が多いので、子育てしながらは大変なイメージもあります。

荒居荒居

今は時短勤務をしています。たしかにお客様の対応もありますし、撮影の際は朝早かったり夜遅いことも多い。あと、子どもの急病なども。今は、ひとつのプロジェクトにメイン担当を2人据える体制をとっています。やってみて感じるのですが、これは子育て中の方だけでなく、介護とか自身の急な病気にも対応できるのでとてもいいですね。

齋藤齋藤

なるほど、そういうやり方もあるんですね。私の場合はスタッフ職なこともあり、直接お客様対応することは少なく、基本的にやり取りするのは社内の人。ですので、子育て中の人がチームにいる場合は、その人に合わせた動きを意識しています。たとえば、この時間帯はミーティングをなるべく入れないと決める、とかね。

荒居荒居

職種によって異なる工夫があるのかもしれませんね。そうやって時間を合わせてもらったり、子どもが急病のときは代わりに対応してもらったり。チームのメンバーにはすごくサポートしてもらっています。それからクオラスはリモートワークができて、フルフレックスなのがありがたい。本当に子育てしやすい、働きやすいです。

齋藤齋藤

それは本当にそうですね。制度や補助などが充実しているのは、休みやすいってことじゃない。活用することで働き方の選択肢が増えるってことだと思うんです。

仕事と育児は、
家族の絆を強くする。

荒居荒居

選択肢が増える、とは?

齋藤齋藤

たとえば私の場合だと、他にいなかった男性育休を取った。だから男性も育休が取りやすくなった。でも「絶対取らなきゃいけないに変わった」ではなくて「取るか取らないか選べるようになった」だと思うんです。

荒居荒居

これまでは、取るって選択肢すらなかった。そこから、取っても取らなくてもいいようになった。

齋藤齋藤

取るのか、取らないのか。取るなら、何ヶ月取るのか、選ぶことができる。取らない人もいるんです。理由として大きいのは、お金かな。育休中はやはり収入が落ちるので、だったら働こうという人も多い。でも、ガッツリ働きながら育児しようって選択肢が取れるのも、実はリモートワークやフレックスなどの制度があるからなんですよね。

荒居荒居

たしかに。リモートもフレックスもなかったら、うちはリアルに2人目は諦めていたと思います。

齋藤齋藤

選択肢があるのは働きやすさにつながるねってこと。そして、何を優先してどの選択肢を取るかは、家族で話し合って決めなきゃいけないと思うんですよね。

荒居荒居

話し合いは大事ですね。私、子育てし始めてから夫婦の絆が強くなった気がします。一緒にタッグを組んでいる感じというか。自分勝手だけやっていてはダメなことがあるんだなと思うと、結束が強くなりました。

齋藤齋藤

ですよね。子どもって全然思い通りにならないから。たとえば、だいたい3時間くらい寝るだろうって前提で仕事のスケジュールを組む。でも全然寝てることなんかない。ミルクも思っていた時間で飲み切ってはくれない。分刻みでスケジュールは狂っていくものなんです。仕事の方がずっと楽だなって(笑)。それでもやはり、色んな融通がきくと、働きやすさを感じますね。

荒居荒居

選択肢がある、融通がきく。これは育児に限らず、介護しながらなど、色んな働き方を可能にしますよね。そういう点では、すごくクオラスって働きやすいと私は感じます。その点をみなさんにお伝えして、今日の対談の締めとしましょう!

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